値段を下げてって言ったのに逆に上がる不思議.
なんだよ,2,000円下げて見積もったのに5,000円上がるのって.
保険外交員のお姉さんも説明に困ってたぞ.
保険の原則は「入りたくない(健康な)人を腕ずくでも加入させて,
不健康な人はそもそも掛け金を上げて,大数の法則で収支の帳尻をあわせる.」
(=高度な確率論・保険数学)にあるので仕方が無いんですが.
見方を変えると病気にかかる博打みたいなもんで,システム的に胴元が損をしないように
設計されているのがミソ.(社会的責任を負っているということでもある)
このシステムを設計するには「アクチュアリー」という特殊な資格を取らなければならないんですが,
基礎資格として大学の「数学課」を卒業している必要があります.
この時点で結構アレ(レア)な職業ですな.そんなこと,どれだけの人が知ってるのん?
(私は数学課卒ですが,入学してから知りましたし.)
この職業は一度なってしまえば死ぬまで喰いっぱぐれることはないらしいです.
と言うのも上記の基礎資格+長い経験(+試験?)が壁になっていて,
本当のプロになるのにすげえ苦労があるらしいのね.
また病気ごとに人が死ぬ率を全て数値化して考えるってのがどうにも.
(私はこの部分に違和感を覚えたので,保険の道は早々に蹴ったのです.)
そしてアクチュアリーはその数値を元に,自分のところがなるべく損をしないようにしつつ
他社との差別化を図って自社の保険商品を作るんですね.うーん,いかにも大変そうだ.
知っておくと保険商品を選ぶ際の参考になる.ならないかもしれません.
これをシステム化するってなったら・・・あああ,とってもとっても大変そうだね!
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