2012年4月16日月曜日

Skullgirlsを購入してみた→

BGMの作曲者が山根ミチル氏といったつながりで以前より気になっていたゲーム「SKULL GIRLS」を購入してみた.このゲームは海外の対戦格闘ゲームフリークが作ったもので,いろいろな部分で日本の格闘ゲームのエッセンスが組み入れられており,その筋には割と評判がいいようなのだが…



XBLA版:価格1200MSP
PSN版:価格14.99ドル
いずれも海外版.

プレイして先ず痛感したことは…よくよく考えたらおいら全く格ゲーできないのだった.そりゃもう,初期のチュートリアルからしてまともにプレイできないほどには…
原因はいろいろあって,
  • コマンドが入らない.
    もうなんだか基本過ぎてアレだが,ストリートファイターの頃からダメだ.
  • ガードができない.
    後ろにレバーを入れてガード,が大体いつガードが発生するの?
  • コンボを繋げられない.
    キック×3+パンチ×3の合計6ボタンってどう使い分けるのさ.
  • 目押しなんて出来ない.そもそも目が追いつかんよ.
  • 技の読み合いなんてできませんから.
    駆け引き?一方的にボコられるだけなのに駆け引きなんてあるの?
こんな有様だから,ゲームシステムを把握するまでにこてんぱんにのされてしまうのだ.何というか,最弱難易度の敵の一人目が突破できないのはなかなかにストレスが溜まる.(作り手が上手すぎるだけなんじゃろか?)

翻ってシューティングゲームはレバーを倒した方に自機は動くし,ボタンを押せば素直に弾が出るし,システムは撃って避けるという極めて原始的なものなので分かりやすい.こんな理由で高いカネ払ってもその一分すら楽しめないということが予め分かりきっているので,なるべく格闘ゲームは避けていたのさね.

こんな訳で,今回も格闘ゲームとしての出来の良さとか面白さとかには1ミリたりともたどり着いていませんが,そんなおいらでも判ることがある.なんというか触っていて作り手の情熱というか,何としても面白いゲームを作ってやるぜといった意気込みをひしひしと感じるのだ.負けて腹が立つというのは自分が格ゲーセンスに乏しい事に由来するから仕方ないこととして,それ以外の部分で気になる点は見当たらない.むしろ,丁寧に書きこまれたキャラクターや背景を見ているだけでも幸せになれる,そんな出来になっている.アメコミ調の絵柄にアレルギーがあって見ると呼吸困難になる人はともかく,素直にカワイイとかカッコイイとか感じられるはずだ.

それに,コナミを離れフリーとなった山根氏のいわゆる「チルチル節」 に幾ばくかの乾きを覚えていたおいらにとって,体験版を手に取りそのBGMにひとしきり酔いしれた後でこのゲームを無視するといった選択肢は存在し得なかった.要するにこれだけでも元は取ったということだ.(サントラも出る(媒体不明)ようなのでこちらも要チェック.)

そんなわけで期待の高まる本作ではあったが,惜しむらくはそのリリース対象のエリアに日本がいまだ入っていないってことだ.スタッフでは是非日本でもリリースしたいとのコメントを出しているようだけれど,パブリッシャーが決定しないとのこと.実に勿体ないことなので,何とかリリースできるように日本のメーカーには尽力して欲しい所だ.

ではなんでお前は購入できたんだよって話になるんだけれど,このゲームはXBLA(及びPSN)で配信されているので,海外タグを持っていればリリースエリアの制限を超えてゲームを購入することが出来る.具体的なやり方は「XBLA 海外タグ」「カナダタグ」等のキーワードでWEB検索するとよい.一度海外タグを作ってしまえば,ゲームの選択肢が大きく広がると共に,以下に日本でリリーズされていないゲームが多いことか身にしみるはず.アクの強い洋ゲーといったものも400MSPからといった廉価で購入可能だし,買う気がなくても体験版なら無料だし,損することは全くない.

もし少しでも気になったら面倒臭がらずに試してみよう.(自己責任といっても,何かがあったらおいらも道連れですから安心)  .

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